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 耐用年限

初期性能(光・音・熱・水・力 etc.)で考えた全ての外部からの刺激を総合して考えなくてはならない。これが非常に難しさとなっている。それゆえ構法・材料の耐用(年数)試験で確実性を持ったものがない。今のところ経験で答えるのみである。

A:建物竣工時の性能
B:建物として役に立たなくなる限界
C:劣化曲線

劣化曲線にはさまざまなタイプがあり、劣化曲線を求めることは、非常に難しい。
 時間を短縮して長期経過と同等の効果を起こさせてくれる試験方法が確立しないと困難である。
しかし、構造材料に関しては、いくつかの代表的性能に関する研究がある。

 ● コンクリートの中性化と年月の関係
 ● 鋼材のサビと年月の関係
 ● 木材の腐蝕の進行状態

 耐用計画

耐用計画とは建物を予定した期間もたせる合理的な計画のこと。すなわち、予定する年限を予定する性能を確保して建物が建っていて使用できること。これが理想的な耐用計画といえる。
 (必ずしも、耐用年数を長くすることのみが真の耐用計画ではない。)

 建物のいたみ方と耐用年限の判定

1.いたみ方の分類

A:よごれ

→  除去後復元され使用できる状態。

B:いたみ

→  修理して復元し再使用可能な状態。

C:こわれ

→  取り替えが必要な状態。



2.耐用年限の判定の仕方

1.視覚的な判定
  汚くなったので取り替えようと言う場合。

2.経済的な判定
  予算が組まれているから取り替える、または予算が無いから待とうという場合。

3.構造体力上の判定
  壊れるから直そう、危ないから直そうという場合。
  (構造耐力は、その意味で基本的な性質ということができる。)
  →本来的な建物の耐用年限と呼べる

4.陳腐化による判定
  古くさくなったので取り壊そうという場合(デザインの陳腐化等)
  →商業建築 etc.

5.使用上の機能、建築設備等の変化・老朽化による判定
  建物使用における要求機能の変化や建築設備等の老朽化により取り替えようと
  いう場合。(時代の要求変化)

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